1979年発売のパイオニアプリメインアンプです。パワーアンプ部にノンスイッチングアンプを採用し出力は90W/chとなっています。ノンスイッチングアンプは、終段のバイアス値を入力信号に応じて変化させ、パワートランジスタを制御し歪みを発生させないように工夫した回路です。フォノイコライザはディスクリートの凝った回路で作られており、カートリッジの種類、特性に合わせられるように各種の切り替えSWを装備しています。トーンコントロールなどをバイパスするLie Straightスイッチを装備しており、ON/OFFにより関係するコントロールのインジケータが点灯/消灯するようになっていて、見ていても楽しいパネルデザインとなっています。Lie Straightで感心したのは、切り替えても全く音量が変化しないことです。音量、バランスVRを含め回路定数の細かい設計の結果です。フォノ（MC、MMカートリッジ）・ラインともいい音で再生します。VR、SWに気になるガリ・ノイズはありません。フォノイコライザのカバーを高級感が出るように、黒で塗装しました。入力インジケータはLEDに換装しました。#プリメインアンプ